尼港事件とは(シベリア出兵とパルチザンによる邦人虐殺)

尼港ニコウ事件とは、シベリア出兵が行われていた大正9年(1920年)にニコライエフスク市(尼港)の日本領事館員と居留邦人が赤軍(パルチザン)に捕らえられて虐殺された事件のことを言います(※なおシベリア出兵については→シベリア出兵とは(世界からの不信とソ連の禍根だけを残した戦争))。

パルチザンに包囲されたニコライエフスク市街には多くの居留邦人がいましたが、現地に駐留していた日本軍守備隊だけでなく、居留邦人や領事館員など多数の非戦闘員が戦闘に巻き込まれ、パルチザンによって自決に追い込まれたり虐殺されたりしました。